「都風流」 "Miyako Furyu"

長唄の次のお稽古曲は「都風流」に決まった。
前回は「秋の色種」だったので、なんだか似たような雰囲気の曲であるが、
今後は少々忙しくなるため、あまり頑張らずに、ゆっくりと日々の
気分転換(現実逃避)として楽しみたい。

 

「秋の色種」(あきのいろくさ)同様、「都風流」にも、虫の合方といい、
秋の虫の鳴き声を三味線の音で表現する部分があり、しっとりと趣深い。。

 

 それにしても、この「趣」という言葉は、なんだか分らぬが、
心に染み入る、という漠とした心持ちを、言葉にするのは難しいが、
なんだかいい感じ、というのを伝えたいときに便利な表現である。
とくに、語彙力の少ない私のようなものにとっては。。
なんとも曖昧だが、でも察してくれるよね、、的な。。

 

はっきりとした意味、イメージがないからこそ、
趣という言葉は、それが使われる場面により、

聞き手が自由に想像する余地をのこしてくれる。